格の違いを見せつけた黒田博樹投手

カープも紅白戦やオープン戦、練習試合など重ねて、徐々に2015シーズンの全容が明らかになってきています。中でも注目はヤンキースからカープへ復帰した黒田博樹投手でしょう。私も黒田投手のピッチングを何度か見たのですが、他の投手に失礼な言い方かもしれませんが「格の違う投手」だと感じています。

新聞紙上などで報道されている通り、やはり注目するべき球種はツーシームです。現代の日本プロ野球においてツーシームの優位性は言うまでもないでしょう。鯉のぼり日記で書くのは初めてかもしれませんが、打者から空振りを取ることが必ずしも目的ではなく、打者の芯を外して凡打を打たせることが目的です(もちろんコースや高さによって空振りを取ることは充分可能)。

日本球界でもツーシームを投じる投手は最近増えてきました。
しかし黒田投手のツーシームは非常に精度が高いボールであります。まず制球面ですが日本球界にはツーシームを持っているけどどこに曲がるか分からない投手も居ます。しかし黒田投手の場合にはツーシームと言えどボールを曲げる位置、捕手に捕球させる位置を制御しながら投じているのがわかります。
具体的にはバックドア、フロントドアとメジャーリーグ風に言う曲げ方です。

まずバックドアとは打者から見て外角のボールゾーンから内側にわずかに曲げてストライクゾーンに入れる曲げ方、フロントドアとは内角のボールゾーンからわずかに曲げてストライクゾーンに入れる曲げ方です。フロントドアの場合には体に向かってくるので、死球を避ける要領で見逃す打者も多いでしょう。つまり打者の左右によって表現方法が逆になるわけです。
打者から見れば、ボール球だと思って見切ります。ところがストライクゾーンに曲がってくるのでストライクカウントとなります。フロントドアの残像を残しながら、次のボールでフォーシームストレートを投じてタイミングを外したりという投球術が有効でしょう。
今後鯉のぼり日記とレオ様にっきでは、バックドア、フロントドアのボールは「ドア系」表していきたいと思います。このドア系のボールを操る投手は日本球界では希少な存在です。打者も研究してくるとは思いますが、

もう1つ、メジャー時代にはほとんど投げなかったカーブも試しているようです。つまり緩急です。日本球界対策として新球も用意した球種です。日本球界のバッターも非常にパワーをつけている打者も居ますから、緩急で三振を奪うようなボールであるでしょう。
つまりフォーシームストレートからツーシーム、カッター系との組み合わせ、更にはカーブを混ぜての緩急でピッチングを組み立てていくのがメインの配球となるでしょう。
予想では13勝とか15勝という数字も聞こえますが、相手や打線との兼ね合いもありますので何勝という予想はできません。しかしカープや日本球界にもたらす影響は大きいでしょう。バリバリのメジャー仕込みのピッチングを野球ファンに楽しませてくれるはずです。期待して見ていきたいと思います。


他にカープの話題をですが、まず4番のブラッド・エルドレッド選手が右膝の半月板損傷のため米国に一時帰国し検査を受けることになりました。間違いなく開幕戦は間に合わないですし、長期離脱となるでしょう。緒方孝市監督は「1発に頼らない野球」を掲げていますが、しかし4番の長打力は相手投手の脅威になりますので、非常に痛い離脱です。代役の4番で誰を抜擢するのか注目です。私的には該当者がなかなか見つかりませんが、新井貴浩選手を代役に立てることが現実的ではないでしょうか。

リリーバー陣の出来など心配事は多いですが、今こそ緒方孝市監督のマネジメント力が試されます。今シーズンのセリーグは混戦で、優勝もあれば最下位もあるでしょう。カープがどういった戦いをするか、非常に注目して見ていきたいと思います。





↓姉妹サイト
レオ様にっき ~埼玉西武ライオンズファンブログ~
http://seibulions.blog.jp/


広島東洋カープ ブログランキングへ

スプリット習得を目指す大瀬良大地投手

2014シーズンオフから新球としてスプリット(高速フォーク)の習得を目指しているのが大瀬良大地投手です。宮崎で行われている春季キャンプで新球スプリットの試投をしているようです。完成度はまだまだですが、今後実戦などで調整を行っていくようです。

スポーツ紙報道で出た大瀬良投手のコメントの中で1つ気になるのが「腕を振り切れるようになってきた」という言葉です。正確な意図は大瀬良投手本人にしかわからないと思いますが、推測としてリリースポイントとフォームの安定化はできた、と見ることができると思います。
あとはボールを「どこから落とすか」ここにまだ課題があるようです。スプリットの場合には、落とすというよりも曲げるというべきでしょうか。フォークボールの場合には「落とす」という表現が適当ですが、落差が比較的小さく球速も速いスプリットの場合には、縦方向に「曲げる」と言ったほうがいいかもしれません。

では曲がり方、落とし方を安定させてるカギはどこにあるのかという事ですが、これはボールの「挟み方」になるでしょう。ご存知の通りフォークボールよりも浅く挟むのがスプリットです。ただどのくらい浅く挟むかはこれは個人差もあります。指の長さや手の大きさ、握力も関係してきます。
大瀬良投手に最も合う挟み方を見つけるのが今後の課題で、それができれば有効球になっていくと思います。

これは一般論にもなる部分ですが、スプリットとフォークボールは全く違うボールと見ていいでしょう。最大の違いはボールの回転数です。フォークボールはストレートに比べて回転数が少ないもしくは無回転となります。
よって見方を変えるとフォークボールは打者の目から見ると、回転数が少ないため見送ることは比較的容易です。これに対してスプリットはボールの回転数がストレートに近く、球速もフォークより速い球種です。落差はフォークボールに比べて小さくなりますが、その分ストレートの見極めが難しく、落差によってバットの芯を外してゴロを打たせたり、空振りを取ったりするボールです。現代の野球では打者のレベルも上がり、フォークボールを見極められるシーンが非常に多いです。しかし回転数の多いスプリットを投じていけば、凡フライ、ゴロ、空振りを取っていける可能性が高く、配球組み立てのパターンが増加します。
スプリットを習得できれば2014シーズンに6.91であった奪三振率が8.00近くになるのではないか、と見ています。

リリースポイントとフォームを習得出来たのであれば、あと一歩で大瀬良投手のものになるはずです。大瀬良投手は速球派と思われがちでありますが、実は数多くの変化球を操る投手なのです。ストレートん他にカットファストボール、スライダー、カーブ、チェンジアップそしてスプリットという持ち球リストになります。あとはブレーキのかかるカーブを習得すれば、ストレート調子が出ない時に、ストレートを見せ球として緩急で勝負できます。プロ2年目となる2015シーズンも進化を遂げて、球界を代表するエースになってもらいたいと思います。





↓姉妹サイト
レオ様にっき ~埼玉西武ライオンズファンブログ~
http://seibulions.blog.jp/


広島東洋カープ ブログランキングへ

打率3割を目指してほしい堂林翔太選手

2014シーズンの堂林翔太選手は打率.246とまたしても.250を切る結果となってしまいました。野村謙二郎前監督から英才教育を受けてきましたが、1軍出場を果たした2012シーズン以降、3シーズン連続で.250を切ってしまっています。
堂林選手が打率3割を達成できるか、もっと言えば首位打者を獲得できるくらいまで打率を残すことができるかできないか。という事になりますがもちろんやってみなければ分からない部分はあります。しかし私は打率3割は充分に達成できると感じています。打率3割を達成して、今度は首位打者というタイトルも見えてくるでしょう。

堂林選手のバッティングフォームは素直で体の安定感もあります。よってバットのブレが少なく、はまった時のパンチ力も魅力的です。2014シーズンのバッティングに関するデータを見ていくと、どうやら引っ張るのが好きな打者のようです。外野に飛んだ全打球のうち、52%がレフト方向への打球です。それに対して逆方向であるライト方向へ飛んだ打球は12%に過ぎません。
これは意図的なものなのかそうでないのかは分かりません。ただ堂林選手の課題は逆方向への打球を打てるようになること、つまり広角に打ち分けるバットコントロールを身に着けることが課題の1つとなります。

ただ私が打率3割達成が可能という根拠の1つとして打球数が少ないライト方向への打率は.417と高いことです。もちろんこれは偶然の可能性もあるでしょうけれど、通算打率との差が歴然ですのでこれは偶然ではないと見ています。つまり少ないながらもライト方向へ打つ技術は持っているという事になり、あとはコンスタントにバットコントロールする技術を身に着けることができれば、打率3割達成はそう遠くないと思っています。

最後に打率3割達成のための最大の課題はローボール(低めのボール)への対応だと思います。広角に打つことを考えればローボール打ちの技術向上が必須であると思います。例えばヒットメーカーの内川聖一選手はローボールを打つのが非常に上手く、ローボールでも打率3割前後を打っています。
堂林選手は特に対右投手に対してのローボールは、1割前後の打率になってしまっています。ここをどう打っていくかになります。

ローボール打ちを克服する方法は一般的に2点あり、タイミングと送り手(右打者なら右手、左打者なら左手)です。
まずタイミングですが、低めのボールは当然ながらバットとボールの距離が大きいです。そのため見切りを早くする(つまりバットの始動を早くする)とローボールに対応することは難しいでしょう。スライダーやフォークといった変化球の打率が低い打者は一般論として見切りが早い打者という事になります。

もう1点、送り手の部分ですが、バットとボールを距離が遠いですので、インパクトの時にバットの軸がぶれやすいのがローボールです。よってそのブレを極力少なくするために送り手でフォローするのです。
一般的に逆方向へ強い打球、長打を放つ打者は送り手のフォローがあります。かつての強打者であった清原和博選手は送り手のフォローが非常に上手くかつ強かった記憶があります。
つまりインパクトのした時に堂林選手の場合には右手でバットを押し込むように力を加えます。イメージとしてバットとボールが当たる時間を長くするようなイメージです。

堂林選手の場合、この2点の動作を改善することでローボールの打率が改善し、打率3割を達成が見えてくると思います。特にタイミングの件ですが打率を残すことを目的とするのであれば、もう少しひきつける意識が必要でしょう。2014シーズンはインパクトのポイントが前によっている印象を受けました。もちろん堂林選手が単打より長打を求めたのであれば、ポイントを前にした方が長打や本塁打は増えるでしょう。引き換えに打率が落ち、三振は増えることは確実です。
堂林選手のコメントの中には「200安打」というキーワードが出ています。そうするならばポイントを後ろにしてもう少しひきつけの意識を持つ必要があります。
これは余談ではありますが、引き付けて打った分、長打力が落ちます。しかしここでも書いた「送り手」をうまく使う事で長打力の低下を最小限に抑えることも可能です。つまり2015シーズンの堂林選手、引き付けるフォームで打率を稼ぎ、送り手で長打力を維持する。このような打撃をしてくれることを個人的には期待しているのであります。




↓姉妹サイト
レオ様にっき ~埼玉西武ライオンズファンブログ~
http://seibulions.blog.jp/


広島東洋カープ ブログランキングへ
おすすめサイト


姉妹サイト
レオ様にっき
~埼玉西武ライオンズファンブログ~

http://seibulions.blog.jp/