2015年03月

野間峻祥選手が2軍降格の可能性

ドラフト1位ルーキーである野間峻祥選手が2軍降格となる可能性が出てきました。一時期は開幕1軍は当確と思われていましたが、3月に入って12打数無安打と打撃での結果が出なくなってきました。緒方孝市監督も「内容が悪すぎたら考えるところ。彼は1軍決定ではない」とコメントし、2軍降格を示唆しました。

オープン戦初戦ではいきなりホームランを放ちアピールに成功した野間選手でありますが、ここに来て開幕1軍に黄色信号が灯っています。結論から書くと、野間選手は今の段階で2軍に降格させておいた方が良いと私は考えています。このまま1軍で使い続けても復調してくる可能性は低いのではないかと思います。
ここ数試合の打席での内容を見ていると、完全に自分の打撃ができていないように見えます。キャンプ中には非常にアグレッシブルに打撃練習をこなしているように見えましたが、今現在は別人のように「自分が1軍でいいのだろうか」とか自信を失いかけているようにも見えます。このままでは守備の面でも影響が出てくる可能性もあります。

原因としては疲労もあるでしょう。いくらドラフト1位で注目度も高く、メディアからは「新人王候補だ」などと書かれると野間選手にかかるプレッシャーは半端でないのは容易に想像がつきます。増してやプロ1年目のキャンプなのです。1軍でキャンプを迎える事自体素晴らしいことなのです。
技術的は話を少ししておくと、今現在の野間選手はバットが非常に重そうです。つまりどういうことかというと、疲労からかバットを振る力が弱くなってしまっているのです。そうなると投手のボールに対して野間選手のバットのスイングスピードが完全に負けてしまい、打球が完全に弱くなってしまったり、以前はヒットにできていたボールもファールになってしまったり。あるいは我慢出来ていたボール球を待ち切れなくなってボール球に手を出してしまったり、逆に甘いボールを見逃してしまったりと場面が見立ちます。
よって開幕前の今の段階で2軍に降格させて再調整を図るべきでしょう。疲労を回復させる他、自信を取り戻すようにまずはプレッシャーから開放してあげないといけません。

プロ1年目の野間選手に対して、2軍に降格させる際のケアはしっかりしなければなりません。緒方孝市監督のコメントからは苦言が目立ちます。先日も「若手は何もいいところが見られなかった。ベテランに帰ってきてもらわないといけないのか」と若手選手に対しての苦言が聞かれました。
攻撃力が非常に苦しいチーム状況で緒方孝市監督としても嘆きたいのでしょう。しかし苦言だけではいけませんから、2軍に降格させる選手に対してアドバイスをすることが大切でしょう。
以前楽天イーグルスの大久保博元監督が、野間選手と同じドラフト1位の安楽智大投手を2軍に降格させる際に、「悪いから落とすのではない」とコメントを残しました。メディアで報じられたのはこの言葉のみでありますが、きっとより細かいアドバイスと2軍での目標を大久保監督は通達しているはずです。

大久保博元監督が埼玉西武ライオンズの打撃コーチ時代に、若手選手を2軍降格する際に通達の仕方を工夫していていました。
「君の長所は△△だ。ただ1軍に残るためには□□が足りない。○日間2軍で時間を与えるから、課題を克服してきてくれ」
これは当時、野間選手と同年代であったある若手選手にかけた言葉です。もちろん一部のみを抜粋した言葉ではあります。このように具体的な課題をアドバイスしてあげることで、野間選手が何を2軍でやるべきかの道しるべをアドバイスしてあげる必要はあるでしょう。

緒方監督もメディアに対しては厳しいコメントを残していますが、きっと若手選手のケアはチーム内で行っているはずです。野間選手への期待と、首脳陣には野間選手の能力を発揮できるような環境つくりをして、それこそ新人王を狙うような活躍を期待していきたいと思います。




↓姉妹サイト
レオ様にっき ~埼玉西武ライオンズファンブログ~
http://seibulions.blog.jp/


広島東洋カープ ブログランキングへ

格の違いを見せつけた黒田博樹投手

カープも紅白戦やオープン戦、練習試合など重ねて、徐々に2015シーズンの全容が明らかになってきています。中でも注目はヤンキースからカープへ復帰した黒田博樹投手でしょう。私も黒田投手のピッチングを何度か見たのですが、他の投手に失礼な言い方かもしれませんが「格の違う投手」だと感じています。

新聞紙上などで報道されている通り、やはり注目するべき球種はツーシームです。現代の日本プロ野球においてツーシームの優位性は言うまでもないでしょう。鯉のぼり日記で書くのは初めてかもしれませんが、打者から空振りを取ることが必ずしも目的ではなく、打者の芯を外して凡打を打たせることが目的です(もちろんコースや高さによって空振りを取ることは充分可能)。

日本球界でもツーシームを投じる投手は最近増えてきました。
しかし黒田投手のツーシームは非常に精度が高いボールであります。まず制球面ですが日本球界にはツーシームを持っているけどどこに曲がるか分からない投手も居ます。しかし黒田投手の場合にはツーシームと言えどボールを曲げる位置、捕手に捕球させる位置を制御しながら投じているのがわかります。
具体的にはバックドア、フロントドアとメジャーリーグ風に言う曲げ方です。

まずバックドアとは打者から見て外角のボールゾーンから内側にわずかに曲げてストライクゾーンに入れる曲げ方、フロントドアとは内角のボールゾーンからわずかに曲げてストライクゾーンに入れる曲げ方です。フロントドアの場合には体に向かってくるので、死球を避ける要領で見逃す打者も多いでしょう。つまり打者の左右によって表現方法が逆になるわけです。
打者から見れば、ボール球だと思って見切ります。ところがストライクゾーンに曲がってくるのでストライクカウントとなります。フロントドアの残像を残しながら、次のボールでフォーシームストレートを投じてタイミングを外したりという投球術が有効でしょう。
今後鯉のぼり日記とレオ様にっきでは、バックドア、フロントドアのボールは「ドア系」表していきたいと思います。このドア系のボールを操る投手は日本球界では希少な存在です。打者も研究してくるとは思いますが、

もう1つ、メジャー時代にはほとんど投げなかったカーブも試しているようです。つまり緩急です。日本球界対策として新球も用意した球種です。日本球界のバッターも非常にパワーをつけている打者も居ますから、緩急で三振を奪うようなボールであるでしょう。
つまりフォーシームストレートからツーシーム、カッター系との組み合わせ、更にはカーブを混ぜての緩急でピッチングを組み立てていくのがメインの配球となるでしょう。
予想では13勝とか15勝という数字も聞こえますが、相手や打線との兼ね合いもありますので何勝という予想はできません。しかしカープや日本球界にもたらす影響は大きいでしょう。バリバリのメジャー仕込みのピッチングを野球ファンに楽しませてくれるはずです。期待して見ていきたいと思います。


他にカープの話題をですが、まず4番のブラッド・エルドレッド選手が右膝の半月板損傷のため米国に一時帰国し検査を受けることになりました。間違いなく開幕戦は間に合わないですし、長期離脱となるでしょう。緒方孝市監督は「1発に頼らない野球」を掲げていますが、しかし4番の長打力は相手投手の脅威になりますので、非常に痛い離脱です。代役の4番で誰を抜擢するのか注目です。私的には該当者がなかなか見つかりませんが、新井貴浩選手を代役に立てることが現実的ではないでしょうか。

リリーバー陣の出来など心配事は多いですが、今こそ緒方孝市監督のマネジメント力が試されます。今シーズンのセリーグは混戦で、優勝もあれば最下位もあるでしょう。カープがどういった戦いをするか、非常に注目して見ていきたいと思います。





↓姉妹サイト
レオ様にっき ~埼玉西武ライオンズファンブログ~
http://seibulions.blog.jp/


広島東洋カープ ブログランキングへ
おすすめサイト


姉妹サイト
レオ様にっき
~埼玉西武ライオンズファンブログ~

http://seibulions.blog.jp/