一岡竜司投手が右肩の強化に乗り出しているようです。
カープに移籍1年目だった2014シーズンは主力リリーバーのして期待されながら、31試合の登板に留まってしまいました。もちろん大竹寛投手の人的補償での入団で31試合登板し、防御率0.58であれば充分すぎる成績であると思います。しかし、一岡投手の能力からすれば「31試合の登板に留まってしまった」と言うべきでしょう。
その原因は右肩痛により、6月と8月に2度の抹消を経験しているためです。不調ではなく故障での抹消ですから、体質改善を考えるべきでしょう。



一岡竜司投手の元々のフォームは非常に特徴的です。何故なら投球動作の際に身体がマウンド側に開いてくるタイミングが非常に遅い。つまり開き切らない身体に右腕が隠れることで打者から見れば、ボールの出どころが見にくい、つまりスモーキーなフォームです。そのボールの見にくさで打者を抑えていくことを持ち味としたフォームです。もちろんボールの球速もありますが、スモーキーが一番の特徴と言っていいでしょう。

ただこれには副作用もあります。身体の開きが遅いということは、それだけ右肩の動きが激しくなり、結果として右肩に大きな負担がかかるということです。2014シーズン私は正直、肩痛で抹消をされた時にもう出てこないかもしれないなと思いました。なぜならスモーキーのフォームで肩痛が頻発するということは、それだけ右肩のインナーマッスルが弱い、または肩甲骨の機能が低下していることが主な原因です。
もしこのまま投げ続けてしまえば、どうしても肩痛を庇いながら投げることになり、結果としてピッチングフォームを崩してしまい、特徴であったスモーキーのフォームが崩れ、一岡投手のピッチングスタイルが確立できなくなってしまうという事になりかねません。肩痛が原因ではありませんが、千葉ロッテマリーンズの涌井秀章投手も故障が原因でスモーキーが崩れ、何年も苦しんでいます。それだけスモーキーのピッチングフォームはデリケートなものであると言えます。
つまり2014シーズンの一岡投手は右肩のインナーマッスルを鍛え切らないまま投げていたことで、右肩の故障を誘発してしまい、右肩痛により二度の戦線離脱をしてしまったと見ることができます。

2014シーズンオフ、一岡投手はジャイアンツの杉内俊哉投手の自主トレを行い、肩痛に関するトレーナーさんも同行し、右肩の知識を入れ、トレーニングも行ったようです。
一岡投手は24歳でありますから、現段階で右肩のインナーマッスルを強化するトレーニングを実践していけば今後長年に渡りリリーバーAグループで活躍できるピッチングスタイルを手に入れることができるでしょう。
一般的にはチューブを使ったトレーニングを実践しますが、どういったトレーニングを行ったかは不明瞭です。しかし長年第一線で活躍している杉内投手からのアドバイスは非常に参考になると思いますし、今回同行したのが杉内投手の個人トレーナーのようです。
一岡投手の特長あるピッチングスタイルが故に、今後も故障が心配です。今はどうなっているかは不明ですが、今後個人トレーナーを雇うことも視野に入れた方がいいでしょう。

持っているものは素晴らしいものがありますが、怪我がちになってしまうとそれも出せません。今後長きにわたって活躍するためにも、24歳の今のうちから身体の管理を徹底し、怪我の少ない身体を作って欲しいと願っています。



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