2014.06.27 18:00開始 at 横浜スタジアム
DeNA●0-6○広島東洋
【勝利投手】前田健(7勝4敗0S)
【敗戦投手】井納(8勝4敗0S)



最下位に終わってしまった交流戦が終わり、このゲームからリーグ戦が再開となります。その重要な初戦を任されたのがカープのエースでオールスターゲームにファン投票選出された前田健太投手です。
結果として7回を被安打3、与四球2の114球無失点でチームの勝利を呼び寄せてくれました。交流戦は5連勝で締めることが出来ましたが、リーグ戦再開となると、流れも変わるものですが、勝つべきエースがしっかり勝ってくれたことはまず大きいと思います。
前田健太投手に関しては特に書くことは無いでしょう。中5日での登板であったにも関わらず。素晴らしいピッチングで流れを作ってくれたと思います。



今日は最終回に登板となった今村猛投手に関して書き進めたいと思います。
点差は6点と開いていた最終回ですので、そこまでのプレッシャーではなく、俗にいう「楽な場面」での登板になりました。結果として1イニング三者凡退、わずかに6球で試合を締めてくれましたが、これは結果オーライと言わざるをえないでしょう。ボール自体全体的に荒れていて、倉捕手の構えたところになかなか制球できていないように見えました。
ストレートの球威や球速に関しては問題なかったと思いますが、制球に関しては少々様子を見ていく必要があると思います。ストレートに関しては球威で押せるので、ストライクゾーンを大きく外れなければ基本的には問題ないでしょう。このゲームに関してもそうでした。グリエル選手の初球だけは少々内寄りに外れましたが、これだけの球威があれば問題ありません。むしろ制球を気にしすぎない方がいい結果になるはずです。
ただしこのゲーム、スライダーの制球ミスが気になります。後藤選手に2球スライダーを投じましたが、いずれも少々抜け気味のスライダーでありましたし、バルディリス選手に投じた2球目のスライダーも、外角よりのコースなのは幸いしましたが、抜け気味のスライダーでありました。
このあたりは、少々調整不足も否めない部分かと思います。ただ1軍での登板数をこなしていけば落ち着いてくるでしょう。それまでどう起用していくか、1つポイントになりうる部分かと思います。



最後に野手で目についた田中広輔選手に関して書いていきたいと思います。
交流戦終盤から当たりが出るようになり、ヤフオクドームでのゲームだったでしょうか、逆方向レフトへのフェンス直撃の長打も放っていました。このゲームでもアウトローのボールを逆方向レフトへヒットが出ました。結果こそ1安打でしたが、非常に内容のある打席だったと思います。
少々技術的な話になりますが、田中選手の良い所は一見体が大きくパワーで打っているように見えます。もちろんパワーもあるのですが、それ以上に下半身の粘りが素晴らしいと思います。身長は171cmと小柄ながら、逆方向への距離が出るということは下半身が強靭でないとできないバッティングです。
上の動画はこのゲームのものでありませんが、2分ちょっと過ぎを見て欲しいと思います。バッティングとしては崩されているのですが、センターオーバーの長打になっています。センターが前進守備だったためでもありますが、これだけ崩されてもあの距離を飛ばすことができるは、インパクトの時に体重がしっかりとかかっていて、非常にバランスの良いフォームなのです。またバッティング自体は崩されていても頭部のブレが殆どありません。頭部が前後方向にぶれてしまうと、一気にバランスを崩してしまうのですがそれがありません。
このブレの少ないフォームを維持できるのも、下半身の強靭さが大きいと見るべきでしょう。ルーキーでこれだけ強靭な下半身を持っているということは、おそらく相当な走りこみを行ったのでしょう。このフォームを維持できれば、いい打撃成績がついてくるはずです。今現在の打率は.253ですが、シーズン終了時には打率.280、12本塁打くらいの成績を残せる力があると思います。
堂林選手が復帰すれば、サードのライバルが増えると思いますが負けないような活躍を期待したいと思います。




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